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コーディネート

オフィスインテリアコーディネート/大人の遊び心を加えた英国伝統の様式のオフィス-模様替え編-

2022.02.21



英国クラシック×遊び心が息づくオフィス空間

ークラシックとモダンが響き合う、洗練のオフィスインテリアー

このたび、以前よりオフィスのインテリアをコーディネートさせていただいている企業様から、模様替えのご依頼を承りました。これまでに当サイトでご紹介したトータルインテリアをベースに、家具や小物を新たに加え、レイアウトを一新。英国伝統の様式に遊び心をプラスした、上質で洗練されたオフィス空間へと仕上がりました。(→以前の記事はこちら)


今回のリニューアルでは、クラシカルな重厚感を持ちながらも、動きのある配置やアクセントアイテムを加えることで、新鮮さと軽やかさを感じられる空間を実現。同じ家具でもレイアウトを変えることで、まるで新しいオフィスに生まれ変わったような雰囲気を楽しんでいただけます。



主要な家具には、自由闊達なデザインと高度な職人技で知られる【MAITLAND-SMITH/メートランドスミス】、そしてそこから派生したブランド【THEODORE ALEXANDER/セオドア アレキサンダー】を採用。いずれも手仕事による繊細な仕上げとアンティークの趣を大切にしたコレクションで、伝統と現代感覚を融合させたデザインが魅力です。


特にメートランドスミスは、インテリアを彩るアクセントファニチャーの先駆けとして世界的に知られ、空間に個性と深みを与えてくれます。英国貴族が愛した様式美に現代的な遊び心を掛け合わせたスタイルは、オフィス空間にも心地よい品格をもたらしています。

エントランスの風除室。和モダンなパッチワークの市松柄が印象的です。
奥にはセオドア・アレキサンダーのアイアンコンソールテーブルが存在感を放ちます。ロートアイアンにより重厚に繊細に表現された曲線模様にはブランドの物づくりへのこだわりが感じられます。

白鳥モチーフのアンブレラスタンドはユニークで目を楽しませてくれます。
 

スツールの材質はマホガニーと真鍮。マホガニー材の杢目の美しさに目がいきます。

風除室の反対面には、チェストをスタイリング。天板と引出しは曲線を描いた波型のデザインとなっています。

チェストの上には本を読む読書カエルが。生き物を使った遊び心のあるインテリア小物は、メートランドスミスの真骨頂です。

オフィスのメイン扉は存在感溢れるオーナー様こだわりのデザイン。アイアン製で枝をモチーフにした取っ手が重厚でオリジナリティいっぱいに目に映えます。

前回会議室の暖炉の前に設置していた入口側のソファはこちらへ移動しました。

ヴィンテージな風合い漂う、メイトランドスミスのトランク型のチェストをソファサイドに置き、その上にはタイラギ貝のシェードが特徴的な気球型のテーブルランプを置きました。

遊び心溢れるメートランドの代表的なアイテムです。気球のバルーン部分のシェードには、タイラギ貝を丁寧に粉砕して組み込んだものを使用しています。

明かりをつけるとべっ甲色のシェードが黄金色に輝きます。フレームは真鍮を使用。台座には大理石を使用しています。

英国様式の本格的な空間とシノワズリーのオリエンタルな要素が加わったホール。異なるテイスト同士が融合、調和し、新たなテイストを生み出します。英国様式にシノワをミックスさせ、ゆったりと空間をとった贅沢なスペースです。

ソファを設置した反対壁面には大型のワイドチェストをスタイリング。マホガニーの杢目が美しく拡張高さが溢れ出します。センター部分にアールをとったゆとりのあるデザインです。

大型ミラーを挟んでシンメトリーにテーブルランプをスタイリングしました。

正面にはワシントンチェストが存在感たっぷりにお出迎え。 こちらは、ダイアナ元皇太子妃の生家である、英国の名家スペンサー伯爵家に置かれていた歴史のある家具や調度品を、メートランドスミスがリプロダクションしたもの。傷などの細かい部分まで再現してあります。

ホール奥に見えるのは重厚なドイツ製のバーカウンター。オフィスに入るとホール正面に位置し、圧巻の存在感で出迎えてくれます。

オークのソリッド材を贅沢に使った重厚な佇まい。ウィリアムモリスのクロスにコントラストが美しく映えます。

こちらのバーカウンターは、普段コーヒーサーブ用として実用的に活用されています。ボリュームのあるツイストと彫りの入ったパネルデザインが唯一無二の存在感を放ちます。スツールもセットになっています。

パネル部分の立体的な彫り細工。支柱の豪華な彫刻。重厚感と高級感が溢れます。

お手洗い前のちょっとしたスペースも抜かりなくスタイリング。コンソールはちょっとしたスペースにもデコレーションできるアイテムです。小物を飾ることでアイキャッチになるスペースとなりました。

格子のガラスデザインの会議室入口

こちらは会議スペースの入口。まるで一流ホテルのラウンジのよう。出入口の右手には前回の記事でもご紹介した、葉巻を加えたちょい悪のクロコダイル(→前回の記事を見る)がいたずら感いっぱいに立っています。

会議室奥のマントルピース(暖炉)の一角は談話スペースに。前回からガラリと雰囲気を変えました。1人掛けとティーテーブルで落ち着いたスペースに。

マントルピースは色々なパターンの炎と、温風を出すことができます。

壁面クロスは、ウィリアムモリスのウィロー柄。コーナーショーケースを端に置くことで全体のバランスが整います。

会議スペースの反対側の一角は、アメリカのブランド、ジョナサンチャールズの重厚なテーブルセットが。傍らにはセオドアアレキサンダー社のデザインシェルフが。サイドのブックシェルフと真ん中のブックシェルフはユニット式になっていて、別々にも離して使うことができます。

シェルフにはこれまで集めて頂いたインテリアアクセサリーを並べた楽しめるスペースとなっています。

テーブルの脚はパネル上の豪華な装飾が見どころになっています。

アンティーク調の雰囲気漂うイタリア製のワールドマップはゴールドフレームがアクセントとなり、重厚なインテリアに華やぎを与えてくれます。

イーグルをモチーフにしたインテリアオブジェ。端正な顔立ちの美しい仕上がりです。

中央には珍しい八角形のペルシャ絨毯が。手織りの絨毯は丈夫で汚れに強く、土足で使っても大丈夫です。絨毯の産地はタブリーズ産。

こちらはワークスペースのちょっとひと息つける和みのスペースとなっています。 ソファはイギリス王室の公式カラーにもなっている、ロイヤルブルーで、風格を感じることができます。

一流の家具、インテリア小物で設えたオフィスというよりもホテルのようなエグゼクティブなインテリア空間となりました。季節やシーンに合わせてレイアウトの変更や模様替えなども承ります。ぜひご相談くださいませ。

インテリアコーディネート 担当:インテリアコーディネーター 東妙子


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